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タイパ [ひとりごと]

最近「タイパ」(タイムパフォーマンスの略語)という言葉を頻繁に耳に
するようになりました。

時間に対する満足度を示す俗語とのことで、動画を倍速や短時間に纏めた
もので視聴される方も最近は多いとか。

また、それに併せてか歌謡曲の前奏も以前より短くなる傾向にあり、楽曲が
流れると同時に歌が始まる、という作品も少なくない様です。

某新聞記事には前奏が長い過去の楽曲として、小田和正さんの「ラブストーリー
は突然に」が挙がっていましたが、ここで思い出したのは、当時一世風靡した
ドラマ「東京ラブストーリー」で出演者が走るシーンです。

まだスマホの無い時代ということもあり、何らかのすれ違いや勘違いで
同ドラマ内の男女の間には頻繁に誤解や不安が生じ、混乱したヒロインが
主題歌の前奏をBGMに走る場面がとても多かったことを覚えています。

やがて前奏を聞けばドラマの情景があれこれ浮かんできて、ドラマと楽曲は
切っても切れない関係となり、いつしか自身の恋愛にもこの曲が組み込まれ、
イントロが流れると妙に切ないスイッチが入ってしまった方も、あの時代は
多かったのではないでしょうか。(私だけかもしれませんが・・・)

あの頃は、サブスクリプションの動画配信もなく、テレビドラマや映画は限られた
数の作品を視聴するのが当たり前だったので、そうした演出にどっぷりとはまる
こともありましたが、無数の作品が人間の可処分時間を奪い合う今、たったひとつの
ドラマの余韻がそこまで人の生活に入り込むことは少なくなったのでしょう。

そうした余韻は時として人生を豊かにしてくれたような気もするのですが、いつでも
どこでも誰とでもスマホひとつで繋がることが出来る現代において、その感性を理解
するのは難しくなりつつあるのかもしれません。

ただ、大量の動画を長時間観ることについての健康被害についてはまだよく分かって
いない点も多く、視聴過多による眼精疲労については留意する必要がありそうです。

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昆虫先生報道の違和感 [ひとりごと]

芸能人と呼ばれる輩のゴシップ記事は売れる、というのは昔からの常識なのかも
しれませんが、今回の昆虫先生へのバッシングは度が過ぎると思ったのは私だけ
ではないと思います。

3年前の銀座のクラブでの件は、明らかに被害者に謝罪が必要な行為ではあり
ますが、謝罪し示談金を払い解決しているいうのは事実のようですし、今回の
過熱報道によって被害者探しに及ぶ可能性もあり、店側にしても、昆虫先生に
しても、当事者にとっては、過去のことなのに「何故に今更」という気持ちが
強かったのではないでしょうか。

出る杭は打たれると言います。
俳優、昆虫先生、歌舞伎役者、キャスター、CM等での彼の活躍を快くないと
思っていた輩が、「そういえば、3年前にあんな事件があったらしい」と
こっそりリークしたというのが、そもそもの始まりのような気がしてなりません。

勿論、昆虫先生のお酒の吞み方は時として過ぎてしまうことが多々あり、銀座
では、その宜しくない素行が知られた存在だったのかもしれません。

しかし、そもそも芸能界に身を置く輩全員が銀座の高級クラブで静かにお酒を嗜み
ホステスさんと和やかに談笑しているだけとは思えず、芸能界だけでなく、財界、
政界の重鎮と言われる方々でも、実は銀座や祇園で武勇伝が多々ある方も少なからず
おられるのではないでしょうか。

時代は変わり、酒の席での武勇伝が許されざるものになったのは事実です。
ただ、今回は売れっ子タレントである昆虫先生だからこそなのか、ネットでの執拗な
批判的コメントが、まるで組織されているかのようにアメーバ式に増えていくのには
違和感を感じました。

そして、木曜に発売される週刊誌2誌が合せたように特集を組み更に叩き、スポーツ紙が
追随し、ネットでは更に新たにコメントが付き・・・。
ここまで叩き、遂に番組降板と仕事まで奪う権利がマスコミにあるのでしょうか。

今後は二匹目の鰌を狙って「昆虫先生を陥れた真犯人」という報道に舵を切る
マスコミもあるかもしれません。

そして、こうした過剰過ぎるバッシング報道の裏には、実はクローズアップされたく
ない、全く別のニュースや事象を穏便にスルーして貰いたい、という事情も過去には
あったとか。
クローズアップされたくない事象・・・今は色々あり過ぎますが・・・。

何はともあれ、私は一昆虫先生のファンとして、また番組が復活してくれることを
待っています。


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