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好きな香り [ひとりごと]

先日、髪に優しいトリートメントを探していると行きつけの美容院で話すと、
其方でイチオシの商品を紹介頂きました。

質感や香りを実際に試してみてはと、その日のシャンプー後に塗布して
頂くと、確かにしっとりツヤツヤな仕上がりで上質なものだと実感できますが
いかんせん香りが好みではなく、残念ながらこれは厳しいとお断りしました。

その匂いとは、その昔、母の鏡台で嗅いだことのあるような、やや重厚で
年代物の化粧品の香りで、気温・湿度が上昇する季節には相応しくなく、
ともするとストレスにもなりそうな風情・・・。

随分前の若い頃、私は香水が大好きでした。
カボティーヌ、トレゾワ、夏はエスカーダの香水とあれこれ試して行くうちに
行きついたのがマサキマツシマ。

ミンティやマットショコラといったナチュラルな香りに魅せられるようになり
ましたが、いつの頃からか店頭で購入できなくなり、その頃から香水への興味も
薄れ、現在に至ります。

不思議なものであれだけ香水好きだったのに、加齢と共に強過ぎる香り、特に
甘い香りは苦手となり、ローズマリーやラベンダー、樹液や柑橘系の仄かな
香りを好むようになりました。

また、化粧水や乳液等日々使う化粧品は、香りが邪魔に感じるようになり、
無香料のものを選ぶようになっています。

そうなると更に匂いに敏感になり、トリートメントひとつとっても、使用後の
香りが気になってしまい、好みではない匂いの商品はどんなに質感が良くても
選択肢から外れるという結果になりました。

好きな香りの変遷は、それだけ長く生きてきたという証でもあります。
中高年になると土いじりをする人が増えるように、好む香りがナチュラルな
ものになるのも、自然なことなのかもしれませんね。

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