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初詣と終夜運転 [ひとりごと]

東京メトロは、この年末年始の終夜運転は行わないと発表したそうですね。
山手線や首都圏の一部列車の終夜運転は行う旨JRが発表していただけに
意外な気もしましたが、従業員のことを慮った判断と言えるかもしれません。

数十年前(!)のことになりますが、若い頃に一度だけ大晦日の夜に
明治神宮へ初詣へ出掛け、終夜運転のお世話になったことがあります。

電車自体は空いており、座ってウトウトしながら車内で暖を取れたのは
有難かったですが、明治神宮の混雑には辟易し二度目はないと確信しました。

余談ですが、若い頃に隅田川の花火大会も一度だけ出掛け、その混雑に
驚愕、二度と行かないと此方も誓いました・・・。

あれから時は流れ、今では毎年初詣に行くのは当然のように近所の神社と
決まっています。年末になると、「氏神様にお参りしましょう」という
貼り紙も見られますが、日常お参りしている近所の神様に「今年も宜しく
お願いします」と参ると、気分も新たに心も穏やかになります。

高齢化社会ということもあり、年の瀬のに終夜運転を利用して初詣に
行く人の数はコロナ禍前から減りつつあるのでしょうか。

若い方はカウントダウンイベント等に行かれる方も少なくないとは
思いますが、暗くて寒い真夜中に、新年を迎えるその瞬間を体感する為に
外出する気にならないのは、偏に年をとった証なのかもしれません。

NHK紅白も全く視聴しなくなりましたし、大晦日は自宅で鴨鍋を食べ
日本酒を愉しみ、〆に蕎麦をすすり早々に就寝。

元旦は朝食後、近所の神社に参ったら早々に趣味の探鳥というスタイルが
最近の定番です。

50年以上も生きていると、新年を迎えることは特別なことではなくなり、
当たり前の日常のひとつになってしまったのかもしれませんが、逆に言うと、
そんなふうに通常通り新年を迎えられるのは、実は幸せなことなのだと
思います。

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