SSブログ

背筋が凍る話 [ひとりごと]

先日、携帯電話になかなか出ない夫に連絡しようと自宅の固定電話へ架電した
ところ、「この電話は通信機器と接続されていません」という自動アナウンスが
流れました。

何かの拍子にプラグが抜けてしまったのだろうかと、自宅に戻った際にあれこれ
確認し、最後に大元の延長コードのコンセント差込口を見た時、背筋が凍りました。

concent_danger_1 (002).jpg

明らかに焦げて熱で変形したと思われる接続部・・・。
火災になってもおかしくないような状況下、普段は殆ど使われていない固定電話に
久々に連絡し、このタイミングで惨状を知り得たことは本当に幸運でした。

「延長コードが原因での火災」は知ってはいたものの、当事者意識は希薄で、埃を
被ってのトラッキング現象や漏水が原因と思っていましたが、当たり前のことですが
延長コードにも寿命があり、一般的には5年で取替が推奨されているようです。

5年・・・家の中で最高齢の延長コードは20年以上使用していました・・・。
全ての延長コードを取り替えたのは言うまでもありませんが、更にその使い方も
今更ながら知りました。

邪魔だからと、ついつい延長コードを束ねるのはNGで、最近はコードに「束ねて使用
しないでください」と印字されていますが、これまで私は邪魔になるからと束ねて
使用していました・・・。

また、通信機器の周りは、PC、プリンタ、電話とあらゆるコードが繋がれていて、延長
コードの電力容量を超えてしまう可能性には無頓着でした・・・。

身近で便利な存在で、現代ではありとあらゆるものの源となっている電気ですが、日常に
おいても使い方を誤ると恐ろしい結果を招くのも、また電気なのだと改めて実感です。

因みに、コード接続部の焦げは少しずつ進んでいたのか焦げ臭い匂いを感じることは全く
ありませんでした。

ただひとつ、携帯電話の充電ができないことがあると夫が呟いていたことがあったので、
この延長コードに十分な電気が流れていなかったことは推測されますが、その段階で
我々は延長コードではなく、携帯の充電器が怪しいと思い込んでいました・・・。

振り返れば、もっと早く気付けたというポイントはあるのですね。

これから冬に向け、だんだんと空気も乾燥し火災は更に起こりやすくなってきます。
皆様もどうぞご家庭内の延長コードの耐用年数についてご確認ください。

nice!(0)  コメント(2) 

階段が怖くなったら [ひとりごと]

電車通勤から徒歩通勤となって2年程過ぎた頃、駅の階段を降りる際に
違和感を感じたことがありました。
それは違和感というより恐怖で、周りの若者達と歩調を合わせて階段を
下りるのが何だか怖いと初めて感じた瞬間です・・・。

私の母は、70歳前後で駅の階段を下りる際は手摺を必ず掴むようになり
ましたが、それに比べると50代で階段を降りるのが怖い、というのはかなり
マズイ状況。

元々運動神経が良い方ではなく、動体視力も落ちているのは日々実感して
いますが長らくの電車通勤において地下鉄の階段昇降は、足腰を鍛えるには
最適な運動となっていたようです。

徒歩通勤は楽チンですが、このままでは階段昇降対応能力(?)が落ちる
ばかりと、私が取り入れたのが、「片足立ち」です。

日常の隙間実感や、ドライヤーで髪を乾かす際などは出来るだけ片足立ちを
心掛け、毎朝新聞をポストに取りに行くエレベーター内でも片足立ちを意識して
行っていると最初は10秒も持たずフラフラしていたのに、かなり長い時間片足
立ちを保てるようになってきました。

そして、半年程経った今では片足立ちでドライヤーで髪を乾かす際に、片膝の
屈伸も楽々できるようになりましたし、エレベーターの中では両手を背中で
クロスしつつ片足立ちも長時間出来るようになりました。

そうなると、駅での階段昇降もバッチリ。
若者と同じ速さでスイスイ降りられます。

足腰の老化というのは、もう少し先の事だと勝手に想像していましたが、
五十路も過ぎると、日常に取り入れていない動作は、だんだん敏捷性が
失われていくと知りました。

勿論、ジムやヨガ等に通い日々積極的にトレーニングされている方は違う
とは思いますが、「高齢者」と言われる年齢に到達していなくとも、中年
世代も後期となると、老化はじわじわと始まっているのだなぁと実感です。

エレベーターの監視カメラには毎朝「謎の片足立ちオバサン」が映って
いますが、少しでも現状を維持する為にも、日常できることを地道に
続けていきたいと思う今日この頃です。

nice!(0)  コメント(2) 

近所の酒亭 [お店]

この夏の暑さは凄まじいものがあり、仕事帰りに電車に乗って何処か呑みに
出掛けるのも酷く面倒になりつつあります・・・。

仕事の後は早々に帰宅し、シャワーを浴び冷房の効いた部屋でビールをグビッと
呑んで白ワインへ移行、眠くなったら早々におやすみなさいで一日が終わるように
なりました。

そんなある日、家から徒歩の通勤路に新たなお店がオープンすることを知りました。
それも日本酒に合わせた肴を取り揃えた酒亭のようです!
営業時間も私の終業時間にピタリと合わせたかのような早いスタート!!

となれば早速と、先日ひとりフラリと17時過ぎにお店に立ち寄ってみました。
FMラジオが流れる店内の座席はカウンターのみ、木材をふんだんに使った設えで
なかなか落ち着く空間に仕上がっています。

先ずば淡麗辛口の日本酒からスタートし、おでんを肴に選びました。
明るいうちから家まで徒歩数分の距離で呑めるのは、何とも安心感がありますね。

と、犬を散歩させていた近所の方が戸をカラリと開けて、「今日の、18:30から
いいですか~」と、当日予約のリクエスト。
こういう気軽さも地元ならではですね。

この日は偵察(?)も兼ねてだったので、日本酒2杯とつきだし、おでん3品を
愉しみ、ホロ酔い気分で店を後にしました。

因みにおでんは、大根、いいだこ、銘柄豚の牛蒡巻きを頂きましたが、どれも
美味。特に牛蒡巻きはおかわりしてしまう程秀逸な一品に仕上がっていました。

コロナ禍だけが原因ではなく、加齢も関係して都心部へ呑みに行く機会が減った
今日この頃ですが、家から徒歩圏に佳き酒亭ができれば、特に夏の間は益々都心は
遠くになりけりとなりそうです・・・。

nice!(0)  コメント(0) 

自宅で珈琲 [お茶]

ここ数年、住んでいる街に珈琲焙煎店が続々とオープンしています。
コロナ禍でテレワークが浸透した頃からお客さんが増えていると、お店の方が
話していました。

近所の住宅街にも新たに珈琲焙煎店が昨年オープン、今迄味わったことのない
ようなワインのようなフレーバーの珈琲が気に入り、週に1度はペーパー
フィルター用に挽いて貰った珈琲を買いに足を運んでいます。

先日、今年オープンした別の珈琲焙煎店で好きなタイプの珈琲を伝え、勧めて
貰った豆を購入しました。それでは早速と頂いてみると、いわゆる珈琲の良い
意味での酸味を超えた、不快な「酸っぱさ」がダイレクトに口の中に広がります。

何だろうと不思議に思っていると、益々酸味が増してきて飲むのも苦痛になって
きました・・・。

折角購入した珈琲を捨ててしまうのも勿体ないので、冒頭のお気に入りの近所の
焙煎店で、何とかしてこの酸っぱい珈琲を美味しく飲むことは出来ないものかと
相談したところ、「水出し」で淹れれば酸味が和らぐと勧められ試してみると、
とても美味しいアイスコーヒーとなりました。

ここ数年、浅煎りの豆をハンドドリップで丁寧に淹れた、繊細な香りと風味を
愉しめるコーヒーが流行とのことですが(サードウェーブと呼ばれるそうな)、
繊細故に熟達された焙煎技術が必要なようで、場合によっては上手く味わいを
引き出せず、私が購入した珈琲のように、「不快な酸味」が出てしまう場合も
あるそうです。

珈琲もなかなかに奥が深いですね。

過日立ち寄ったチェーン店のカフェで飲んだ珈琲が衝撃的に不味く、珈琲単体
への対価ではなく、人件費、場所代が含まれての代金と分かってはいても納得
できないような酷い代物だっただけに、珈琲焙煎店で挽いて貰った豆を、ペーパー
フィルターで漉して家で飲むことの贅沢を改めて噛み締める今日この頃です。

nice!(0)  コメント(0)