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階段が怖くなったら [ひとりごと]

電車通勤から徒歩通勤となって2年程過ぎた頃、駅の階段を降りる際に
違和感を感じたことがありました。
それは違和感というより恐怖で、周りの若者達と歩調を合わせて階段を
下りるのが何だか怖いと初めて感じた瞬間です・・・。

私の母は、70歳前後で駅の階段を下りる際は手摺を必ず掴むようになり
ましたが、それに比べると50代で階段を降りるのが怖い、というのはかなり
マズイ状況。

元々運動神経が良い方ではなく、動体視力も落ちているのは日々実感して
いますが長らくの電車通勤において地下鉄の階段昇降は、足腰を鍛えるには
最適な運動となっていたようです。

徒歩通勤は楽チンですが、このままでは階段昇降対応能力(?)が落ちる
ばかりと、私が取り入れたのが、「片足立ち」です。

日常の隙間実感や、ドライヤーで髪を乾かす際などは出来るだけ片足立ちを
心掛け、毎朝新聞をポストに取りに行くエレベーター内でも片足立ちを意識して
行っていると最初は10秒も持たずフラフラしていたのに、かなり長い時間片足
立ちを保てるようになってきました。

そして、半年程経った今では片足立ちでドライヤーで髪を乾かす際に、片膝の
屈伸も楽々できるようになりましたし、エレベーターの中では両手を背中で
クロスしつつ片足立ちも長時間出来るようになりました。

そうなると、駅での階段昇降もバッチリ。
若者と同じ速さでスイスイ降りられます。

足腰の老化というのは、もう少し先の事だと勝手に想像していましたが、
五十路も過ぎると、日常に取り入れていない動作は、だんだん敏捷性が
失われていくと知りました。

勿論、ジムやヨガ等に通い日々積極的にトレーニングされている方は違う
とは思いますが、「高齢者」と言われる年齢に到達していなくとも、中年
世代も後期となると、老化はじわじわと始まっているのだなぁと実感です。

エレベーターの監視カメラには毎朝「謎の片足立ちオバサン」が映って
いますが、少しでも現状を維持する為にも、日常できることを地道に
続けていきたいと思う今日この頃です。

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