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赤ワインを飲まなくなった理由 [ひとりごと]

「最近めっきり赤ワインを吞まなくなった」という話をあちこちで聞きます。
それは単に今年のような猛暑下で、重さを感じる飲料は適さないからという
だけでなく、年間を通して赤ワインを呑まなくなったという方が少なからず
存在します。

統計上では熟成した赤ワインを好む層は、まだまだ厚いのかもしれませんが、
食中酒として料理と共に愉しむ際、加齢と共に赤ワインを合わせるのは難しいと
私は感じるようになりました。

デミグラスソース系の料理や、サシがしっかりと入った牛肉のステーキを頂くなら
赤ワインは最適な飲み物なのでしょう。

ただ、中年となれば毎日のように重めのメニューは食べられませんし、だんだんと
野菜中心で、魚介類や大豆食品を好み、お肉なら牛より豚や鶏を選ぶことが
増え、洋食よりも和食を身体が求めるようになりました。

そうなると、合わせるアルコールも断然日本酒や白ワインがしっくりきます。
これからの季節なら、生牡蠣にレモンを絞った一品や牡蠣グランには白ワイン、
牡蠣の酒蒸しや佃煮、鱈の白子ポン酢には断然日本酒でしょう♪

松茸の土瓶蒸しや子持ち鮎の塩焼き、湯豆腐にも合わせたいのは、やはり
日本酒か白ワインで赤ワインという選択肢はありません。

20代の頃はチーズには必ずと言ってよい程赤ワインを合わせていましたが、
実は日本酒とも好相性だと知りました。

例えば、白カビチーズに山葵を乗せ焼き海苔を添えれば日本酒を呼ぶ
肴となり、茄子を焼いて、小さく切ったコンテチーズを乗せ、鰹節、醤油を
かければ、これまた日本酒に合う一品になります。

かつて赤ワインと合わせていた頃よりも、白ワインや日本酒に合わせることを
前提として料理を作る方が、レシピの可能性が広がると実感したこともまた
赤ワインを選ばなくなった理由のひとつなのかもしれません。

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