十姉妹ライフ [十姉妹]
長年飼っているペット十姉妹は、小さな鳥です。
寿命は8年程、長寿の子は10年程生きた子もいますが、残念ながら数年で
亡くなる個体もいます。
インコの様に人の言葉を真似る訳でもなく、オウムのような賢さを持ち合せた
鳥でもない十姉妹を飼う愉しみは何かと問われると、答えは「個性」です。
2センチにも満たないようなサイズの卵から孵った雛は、ホタルイカのようにも
見え、こんな小さい生き物が無事巣立つのかと心配になるほどですが、親達の
献身的な給餌で、あっという間に雛は育ち、一ヶ月もすれば巣の縁にとまり始め、
早々に巣立ちを迎えます。
一昨年は4羽、昨年は2羽の雛が孵り順調に育ちました。
1羽は知人に貰われて行き、今も元気に暮らしているそうです。
そして残る5羽は自宅で暮らしていますが、とにかく個性が皆それぞれ。
一昨年産まれた4羽は、雌1羽と雄3羽。
雌の名前は「ヒナナ」、雄3羽は日替わりで卵が孵ったので「大ちゃん」、
「中ちゃん」、「小ちゃん」と名付けました。
因みに昨年生まれた雄は、9月に誕生したので「キューちゃん」です。
1番最初に生まれた「ヒナナ」は、雌ということもあってか基本的に穏やかで
マイペース、目立つ行動は殆どしませんが、芯の強いところも持ち合せています。
「大ちゃん」は、長男とあっ気が強くてリーダー格。
囀りが父親そっくりということもあってか、繁殖期を迎える頃には父親を威嚇し、
流血騒ぎがありました。ただ責任感は強いのか、皿巣に入れてある偽卵を熱心に
温め続けているのはこの子です。
次男の「中ちゃん」は、囀りが一番シンプルで日本語に翻訳すると
「捨てましょ」と、聞こえます。
自然界に存在しない十姉妹は、敵に襲われたり、食べ物を探す心配がない為、
雄は非常に複雑な囀りをすることで知られており、父親と「大ちゃん」がとても
美しい鳴き声を披露しているのとは対照的に、ひたすら「捨てましょ」と鳴く
「中ちゃん」。性格は穏やかで和を乱さず、雌の「ヒナナ」とも仲良しです。
そして末っ子「小ちゃん」は、三度の飯より水浴びが大好き。
朝、水を替えると飲むより先に水浴びにやって来ます。最近は夕方の水替えの
後も就寝前なのに水浴びを始める等、その風呂好きは他の個体と一線を画して
います。因みに鳴き声は「ことりっぷ」。
「ことりっぷ、ことりっぷ」と何度も鳴く姿はとても愛らしく性格は穏やか・・
だったのですが、最近は威張るようになってきました。
つい最近まで同じ籠で暮らしていた年配の十姉妹と仲良しでしたが、その子が
逝ってしまった事も関係しているのかもしれません。
昨年生まれの「キューちゃん」は、生まれてからずっと両親と同じ籠で暮らして
いました。囀りはお父さんそっくり。
やがて繁殖期を迎え、お母さんに求愛するようになってきましたが、「大ちゃん」
の様に、お父さんを威嚇することはせず、3羽で仲良く暮らしていました。
ところが最近お母さんが他界。
お父さんと2羽の生活が始まり、寂しいかなと、別の籠できょうだいと暮らす
「中ちゃん」を仲間に迎え入れてみたところ、すぐさま求愛ソングを歌い出し
ながら追いかけ始めましたが、雌ではないらしいと分かると、今度は物凄い
勢いで威嚇し始めてしまいました。
これは無理だと、現在も父親と息子との生活が続いています。
以上が一昨年、昨年と家で生まれた5羽の十姉妹達。
あと1羽の雄、「しろこ」は「キューちゃん」と他の全てのきょうだいの
父親です。（真っ白なので、雄ですが「しろこ」と命名）
この子は小鳥屋さんで購入した時から、人に対しての警戒心が薄く、性格も
とても穏やか。またチャレンジ精神も旺盛で、籠に入れた新しいブランコで
誰よりも早く遊び出したのも「しろこ」でした。
偽の卵を温めながら、「みーみー」と切なくなるような声で鳴くのも特徴で
この声を聞くと、偽物を抱かせていることに罪悪感を覚える私です。
ということで十姉妹ライフのお話でした。
ペットというと、犬や猫が一般的かもしれませんが、小さな十姉妹も複数で
飼うと、個性が垣間見れてとても興味深く、何より愛しいです。＾＾
寿命は8年程、長寿の子は10年程生きた子もいますが、残念ながら数年で
亡くなる個体もいます。
インコの様に人の言葉を真似る訳でもなく、オウムのような賢さを持ち合せた
鳥でもない十姉妹を飼う愉しみは何かと問われると、答えは「個性」です。
2センチにも満たないようなサイズの卵から孵った雛は、ホタルイカのようにも
見え、こんな小さい生き物が無事巣立つのかと心配になるほどですが、親達の
献身的な給餌で、あっという間に雛は育ち、一ヶ月もすれば巣の縁にとまり始め、
早々に巣立ちを迎えます。
一昨年は4羽、昨年は2羽の雛が孵り順調に育ちました。
1羽は知人に貰われて行き、今も元気に暮らしているそうです。
そして残る5羽は自宅で暮らしていますが、とにかく個性が皆それぞれ。
一昨年産まれた4羽は、雌1羽と雄3羽。
雌の名前は「ヒナナ」、雄3羽は日替わりで卵が孵ったので「大ちゃん」、
「中ちゃん」、「小ちゃん」と名付けました。
因みに昨年生まれた雄は、9月に誕生したので「キューちゃん」です。
1番最初に生まれた「ヒナナ」は、雌ということもあってか基本的に穏やかで
マイペース、目立つ行動は殆どしませんが、芯の強いところも持ち合せています。
「大ちゃん」は、長男とあっ気が強くてリーダー格。
囀りが父親そっくりということもあってか、繁殖期を迎える頃には父親を威嚇し、
流血騒ぎがありました。ただ責任感は強いのか、皿巣に入れてある偽卵を熱心に
温め続けているのはこの子です。
次男の「中ちゃん」は、囀りが一番シンプルで日本語に翻訳すると
「捨てましょ」と、聞こえます。
自然界に存在しない十姉妹は、敵に襲われたり、食べ物を探す心配がない為、
雄は非常に複雑な囀りをすることで知られており、父親と「大ちゃん」がとても
美しい鳴き声を披露しているのとは対照的に、ひたすら「捨てましょ」と鳴く
「中ちゃん」。性格は穏やかで和を乱さず、雌の「ヒナナ」とも仲良しです。
そして末っ子「小ちゃん」は、三度の飯より水浴びが大好き。
朝、水を替えると飲むより先に水浴びにやって来ます。最近は夕方の水替えの
後も就寝前なのに水浴びを始める等、その風呂好きは他の個体と一線を画して
います。因みに鳴き声は「ことりっぷ」。
「ことりっぷ、ことりっぷ」と何度も鳴く姿はとても愛らしく性格は穏やか・・
だったのですが、最近は威張るようになってきました。
つい最近まで同じ籠で暮らしていた年配の十姉妹と仲良しでしたが、その子が
逝ってしまった事も関係しているのかもしれません。
昨年生まれの「キューちゃん」は、生まれてからずっと両親と同じ籠で暮らして
いました。囀りはお父さんそっくり。
やがて繁殖期を迎え、お母さんに求愛するようになってきましたが、「大ちゃん」
の様に、お父さんを威嚇することはせず、3羽で仲良く暮らしていました。
ところが最近お母さんが他界。
お父さんと2羽の生活が始まり、寂しいかなと、別の籠できょうだいと暮らす
「中ちゃん」を仲間に迎え入れてみたところ、すぐさま求愛ソングを歌い出し
ながら追いかけ始めましたが、雌ではないらしいと分かると、今度は物凄い
勢いで威嚇し始めてしまいました。
これは無理だと、現在も父親と息子との生活が続いています。
以上が一昨年、昨年と家で生まれた5羽の十姉妹達。
あと1羽の雄、「しろこ」は「キューちゃん」と他の全てのきょうだいの
父親です。（真っ白なので、雄ですが「しろこ」と命名）
この子は小鳥屋さんで購入した時から、人に対しての警戒心が薄く、性格も
とても穏やか。またチャレンジ精神も旺盛で、籠に入れた新しいブランコで
誰よりも早く遊び出したのも「しろこ」でした。
偽の卵を温めながら、「みーみー」と切なくなるような声で鳴くのも特徴で
この声を聞くと、偽物を抱かせていることに罪悪感を覚える私です。
ということで十姉妹ライフのお話でした。
ペットというと、犬や猫が一般的かもしれませんが、小さな十姉妹も複数で
飼うと、個性が垣間見れてとても興味深く、何より愛しいです。＾＾
2023-04-10 13:50
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コメント(2)
こんにちは！
ご自宅で繁殖もされて、ヒナから育てて
いらっしゃるのですネ。。。
それは、さらに愛情が深まりますネ。
それぞれの十姉妹の鳴き声や個性も違い
「ことりっぷ」と鳴くとは！可愛らしいです（＾＾）
私もこれからのセカンドライフで、ペットを
飼いたいと思っているのですが、元気なうちは
旅行に行きたいので、思案中です。
また、命を預かる責任を考えると慎重になってしまいます。。。。
by お名前（必須） (2023-04-30 11:17)
お名前様、
コメント頂き、有難うございます。
親鳥が卵を産み、やがて孵ってスクスクと育つ雛を見ていると
やはり愛着がわきます。＾＾
個性も鳴き声も異なるので、休日はずーっと見ていても飽きません。
仰る通り、旅行は行けるうちに行っておきたいですね。
加齢と共に体力が落ちてくるのは必至ですし、特に海外旅行は
だんだん億劫に感じるようになりますよね・・・。
by queso (2023-05-02 14:56)