タイパ [ひとりごと]
最近「タイパ」(タイムパフォーマンスの略語)という言葉を頻繁に耳に
するようになりました。
時間に対する満足度を示す俗語とのことで、動画を倍速や短時間に纏めた
もので視聴される方も最近は多いとか。
また、それに併せてか歌謡曲の前奏も以前より短くなる傾向にあり、楽曲が
流れると同時に歌が始まる、という作品も少なくない様です。
某新聞記事には前奏が長い過去の楽曲として、小田和正さんの「ラブストーリー
は突然に」が挙がっていましたが、ここで思い出したのは、当時一世風靡した
ドラマ「東京ラブストーリー」で出演者が走るシーンです。
まだスマホの無い時代ということもあり、何らかのすれ違いや勘違いで
同ドラマ内の男女の間には頻繁に誤解や不安が生じ、混乱したヒロインが
主題歌の前奏をBGMに走る場面がとても多かったことを覚えています。
やがて前奏を聞けばドラマの情景があれこれ浮かんできて、ドラマと楽曲は
切っても切れない関係となり、いつしか自身の恋愛にもこの曲が組み込まれ、
イントロが流れると妙に切ないスイッチが入ってしまった方も、あの時代は
多かったのではないでしょうか。(私だけかもしれませんが・・・)
あの頃は、サブスクリプションの動画配信もなく、テレビドラマや映画は限られた
数の作品を視聴するのが当たり前だったので、そうした演出にどっぷりとはまる
こともありましたが、無数の作品が人間の可処分時間を奪い合う今、たったひとつの
ドラマの余韻がそこまで人の生活に入り込むことは少なくなったのでしょう。
そうした余韻は時として人生を豊かにしてくれたような気もするのですが、いつでも
どこでも誰とでもスマホひとつで繋がることが出来る現代において、その感性を理解
するのは難しくなりつつあるのかもしれません。
ただ、大量の動画を長時間観ることについての健康被害についてはまだよく分かって
いない点も多く、視聴過多による眼精疲労については留意する必要がありそうです。
するようになりました。
時間に対する満足度を示す俗語とのことで、動画を倍速や短時間に纏めた
もので視聴される方も最近は多いとか。
また、それに併せてか歌謡曲の前奏も以前より短くなる傾向にあり、楽曲が
流れると同時に歌が始まる、という作品も少なくない様です。
某新聞記事には前奏が長い過去の楽曲として、小田和正さんの「ラブストーリー
は突然に」が挙がっていましたが、ここで思い出したのは、当時一世風靡した
ドラマ「東京ラブストーリー」で出演者が走るシーンです。
まだスマホの無い時代ということもあり、何らかのすれ違いや勘違いで
同ドラマ内の男女の間には頻繁に誤解や不安が生じ、混乱したヒロインが
主題歌の前奏をBGMに走る場面がとても多かったことを覚えています。
やがて前奏を聞けばドラマの情景があれこれ浮かんできて、ドラマと楽曲は
切っても切れない関係となり、いつしか自身の恋愛にもこの曲が組み込まれ、
イントロが流れると妙に切ないスイッチが入ってしまった方も、あの時代は
多かったのではないでしょうか。(私だけかもしれませんが・・・)
あの頃は、サブスクリプションの動画配信もなく、テレビドラマや映画は限られた
数の作品を視聴するのが当たり前だったので、そうした演出にどっぷりとはまる
こともありましたが、無数の作品が人間の可処分時間を奪い合う今、たったひとつの
ドラマの余韻がそこまで人の生活に入り込むことは少なくなったのでしょう。
そうした余韻は時として人生を豊かにしてくれたような気もするのですが、いつでも
どこでも誰とでもスマホひとつで繋がることが出来る現代において、その感性を理解
するのは難しくなりつつあるのかもしれません。
ただ、大量の動画を長時間観ることについての健康被害についてはまだよく分かって
いない点も多く、視聴過多による眼精疲労については留意する必要がありそうです。